Multi-slotted Lingual Bracket

アンボイ二 では3次元の平面のどの方向でも優秀な調節性を提供する複数のスロットを持った舌側ブラケットシステムです。

このような優秀な調節性は専門医の審査基準に合わせた治療結果を達成しやすくしてくれます。

Multi-slotted Lingual Bracket - Anboini

矯正治療で最高の治療結果を得るためにangulation、rotation、torqueのような歯の移動の効果的な調節は非常に重要です。それで、アンボイ二 ブラケットは三つの異なる種類のスロットを持っています: main archwireのための水平スロット、rotation controlのための垂直スロット、angulation controlのための補助スロット。だけではなく、抜歯空間を閉鎖している間、前歯部のtorque controlのためにtandem archwire techniqueを使用することができます。

一つのスロットを持ったブラケットに挿入された一つのarchwireはtorque controlのためのmoment of coupleを一つ作ることができますが、いくつかのスロットを持ったブラケットに挿入されたtandem archwireはtorque controlをためには二つのmoment of coupleを発生させ、またより良いtorque controlのための追加的なmoment of forceも発現させることができます。

したがって、複数のスロットを持った舌側ブラケット(multi-slotted lingual bracket)は1つのスロットを持った舌側ブラケット(single-slotted lingual bracket)より3rd order problemをはるかに効果的に調節することができます。

舌側矯正で、それぞれのブラケットシステムは、独特なデザインを持ちます。Kurz、STb、Clippy-L、Harmonyのようなブラケットらは一つの水平スロットを持っていて、Evolution、STb squareのようなブラケットらは一つの垂直スロットを持っています。Incognitoブラケットでは前齒部には垂直スロット、臼歯部には水平のスロットを持っています。

どうしてどんなブラケットは一つの水平スロットを、他のブラケットは一つの垂直スロットを持っているんでしょうか。その理由は、それぞれのスロットは3次元的な歯の移動でそれぞれ異なる長所や短所を有しているためです。それなら、それぞれの短所を解決する法は水平スロットと垂直スロットを全て持っているブラケットになります。

例えば、舌側ブラケットのスロットを自動車駆動方式と比較すると、水平スロットは前輪駆動(FWD)、垂直スロットは後輪駆動(RWD)と考えることができます。したがって、1つの垂直または水平スロットを持った舌側ブラケットは二輪駆動(2WD)自動車と見ることができ、水平と垂直スロットを全て持っている舌側ブラケットは四輪駆動(4WD)自動車と見ることができます。

舌側矯正では我々が乗り越えなければならない障害物が多いために、舌側矯正治療の道は決して順調ではありません。荒い道を満足できるように走るためには四輪駆動自動車が必要です。舌側矯正治療で 複数のスロットを持ったブラケットは四輪駆動自動車と同様です。

結論的に、舌側での荒い環境のいろんなことを乗り越えるためにはアンボイ二みたいにいくつかのスロットを持ってるブラケットが正解です。

  1. Hong RK, Sohn HW. Update on the Fujita lingual bracket. J Clin Orthod 1999;33:136-142.
  2.  Lim SM, Hong RK. The tandem archwire technique in lingual orthodontics. J Clin Orthod 2013;47:232-40.